主婦になった漱石
『我輩は主婦である』 (TBSのサイト)、おもしろいねぇ。
しゅうとめ役の竹下景子、主婦のみどり役 斉藤由貴、矢名たかしに及川光博という面々。
脚本は、宮藤官九郎。
昼ドラということらしいけれど、昼みないから、あぁそうなのという感じ。
オープンニングは、一瞬おかあさんといっしょかと思ってしまいそうなのりだけれども、歌詞はおいおいっていうアツアツな内容だね。
しかし、斉藤由貴って歌手でデビューした当時からすっかり女優さん。でも、主題歌よりも、毎回ミュージカルで歌う彼女の歌のほうがいいな。
第5話から、やっと奇想天外なネタである「夏目漱石が主婦、みどりに乗り移る」というエクソシストばりなコメディーな展開になっていくのだけれど、ぎっちょの斉藤由貴。
夏目漱石って、左利きだった?
幼少の頃を不憫な家庭環境に育ち、またロンドン留学前の彼自身の結婚生活も幸福であったとは言えない漱石のようだ。もっとも、漱石が妻はもらったも学問の次程度なき持ちしか妻のことを思わなかったようだ。
こちら (東北大学付属図書館) に夏目漱石について書かれたのを読むと、みどり改め漱石が添削をする様子は正岡子規ばりな様子。もっとも、手紙のたのしみの最後の方で紹介されている解説では、漱石が誰といとうことなく文字を惜しまない文人であったことはすることができる。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」
から受ける印象とはこれまた違った、正岡子規だったりもする。
英語が得意であったことはよく知られているが、英国への留学は本人の希望というよりも命令に従っただけということも書かれている。別にいきたくはなかったけれど、断る理由が見つからなかったから留学することになった、ということらしい。
留学中、次第に彼が文学に親しみをもった漢文と、しっくりこなかったけれど大学時代に専攻した英語・英文学という英語で書かれた文学とに、いずれも文学といえども違うじゃないかと、次第に、そもそも文学とはなんぞやということがロンドン滞在後期の彼のテーマとなった。
下宿にこもっての研究となったことから、ボクには留学というよりも漢文学、英文学の両方からみた文学研究を行った滞在先がロンドンとなったという風に思える。
ドラマの設定と似ているのが、漱石ロンドン滞在中、妻鏡子が二児を抱えながら切り詰めた生活をしていたという箇所など。
ただ、文豪だ、有名人だと37歳、まだ「我輩は猫である」が有名になっていなかった頃の漱石であるにもかかわらず、そうだと豪語する みどり は実際の漱石と異なる。
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